スカイツリー板金模型開発試作の歴史
© M.SA
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3枚の縦板を中心で合わせ水平の
円盤を組み合わせています。
当初はそりやむくりは全く分からず
ある意味想像で作りました。
建設途中で完成形状の詳細が
分かっていませんでした。
「そり」とは日本刀のようなそり形状
のことです。「むくり」とは神社仏閣
の柱に見られるふくらみのことです。
スカイツリーにはこの2種類の
曲線が取り入れられています。
そりは三角形の頂点稜線の形状です。
むくりは三角形面の中央を通る
縦の形状で、注意して面を横方向
から見ないと気付かないでしょう。
このむくりがあることによって
スカイツリーが独特のフォルムを
持っています。
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形状もかなりわかりました。
建設現場に出かけ、遠くから
望遠で撮影し、そのシルエットを
CAD上で計測しました。
最低3方向から撮影しないと
全体の正確な形状はわかりません。
特に100m付近より下の部分は
そりとむっくりの曲線を再現するのに
重要です。その部分の撮影が可能な
場所は限られているのです。
縦の板はシンプルに6枚に増やし
ました。
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縦の板はシンプルに9枚に増やし
ました。
周りを囲う網目状の板を張り付ける
計画で、先ず板状のものが側面に
貼れるのか確認するため、ただの
板を張り付け試作しました。
左側に貼っています。
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状態です。
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